伊那図書館「赤い夕顔の花」紙芝居制作
伊那市の伊那図書館は、地元の民話をもとに作られたものがたりの絵本「赤い夕顔の花」を、紙芝居にしました。 25日は、視覚障害者に声の新聞を届ける活動を行う音訳ボランティアグループ「鈴音(すずね)の会」が、お披露目をしました。 紙芝居は、鈴音の会の依頼を受けて、伊那図書館が制作しました。 「赤い夕顔の花」は高遠町の樹林寺に伝わる話などが下地になっています。 下伊那のある城が落城し落ち延びた奥方と子が、逃げた先で村人から冷たい対応を受けたことを恨み、白い夕顔が赤く染まったというものがたりです。 鈴音の会は、伊那図書館を活動の拠点としていて、地元の新聞を毎日1週間分を録音し視覚障害者に届けています。 4年前から、高齢者施設で紙芝居を披露するようになり、地元に関係するものを披露したいと、伊那図書館に相談し、今回の紙芝居が作られました。 「赤い夕顔の花」は、文は、箕輪町の小沢さとしさん、絵は、伊那市の橋爪まんぷさんが手がけた作品です。 この赤い夕顔の花は、伊那谷ものがたりシリーズの1作目にあたり、シリーズは、現在9作あります。 伊那図書館では、今後、このシリーズを紙芝居にしていきたいとしています。 鈴音の会では、6月に、この紙芝居の練習を行い、7月に高齢者施設で披露する予定です。