南箕輪村 子育て女性再就職支援で24人が就業
南箕輪村が去年12月から行っている「子育て女性再就職トータルサポート事業」により24人が就業したことがわかりました。 5日夜に村役場で開かれたむらづくり委員会で報告されました。 「子育て女性再就職トータルサポート事業」は、女性が働きながら子育てできるむらづくりを目的に、去年12月から行われています。 役場に「就業支援トータルサポートセンター」を設置し、2人のアドバイザーが再就職を希望する子育て女性の相談を受けています。 働く時間に制約のある人が多いことから、アドバイザーが事業所をまわり女性の希望時間と事業所の求人希望をすり合わせて、お互いの条件が合うようにマッチングしています。 去年12月から今年5月までの半年間で、80人から延べ230件の相談を受けていて、このうち24人が就業に至っているということです。 相談のほとんどは、村内在住の女性だということですが、中には伊那市や箕輪町から来る人もいるということです。 アドバイザーの高木悠大さんは「子どもと一緒に来て就業相談を出来る場所はこの地域にはほとんどない。子育ての充実を求める声が多い中、子育てに力を入れている地域で実践できているのは素晴らしいことだと思う」と話していました。 事業は3年間の計画で、総事業費はアドバイザーの委託料などおよそ600万円、このうち半分は国の地方創生推進交付金が充てられます。 5日のむらづくり委員会では地方創生事業について検証が行われ、子育て女性再就職支援については「効果があった」と評価されました。 唐木一直村長は「これからの子育て世代の女性はどんどん社会進出していただかなくてはならない。働きながら子育てができる村が出来れば理想的だと思うので、さらに力を入れて頑張っていきたい」と話していました。 現在役場に設置されている「就業支援トータルサポートセンター」は、6月末に完成する「こども館」に移設されることになっています。