南アルプス研究会 自然エネルギー普及にむけたツアーを企画
来年度からの実施を前に伊那市内でモニターツアー
地域資源を活用したまちづくりを目指すNPO法人南アルプス研究会は、来年度から自然エネルギーの普及を目的としたツアーを実施する計画です。 来年度からのツアー実施にむけ、商工団体や観光団体などから意見を聞こうと、7日にモニターツアーを伊那市内で行いました。 市役所を出発し、最初に、薪を流通させている高遠町の株式会社ディーエルディーを見学しました。 南アルプス研究会は、平成元年に旧長谷村で発足し地域資源を活用したまちづくりに取り組んでいます。 ツアーは、木質バイオマスや水力発電など自然エネルギーの普及を進め、さらに、地域振興や伊那市への誘客につなげようと企画しました。 ディーエルディーでは、上伊那産の針葉樹を薪にして自宅まで届ける宅配サービスを行っています。長野県や山梨県、仙台や名古屋地域の1,600軒に配達している事などが説明されました。 上伊那森林組合では木質ペレットの製造工場を見学しました。 研究会をバックアップしている伊那市は自然エネルギーの普及に力を入れていて、木質バイオマス利用による二酸化炭素抑制量を10年後に現在の3倍にする目標を設定しています。 ツアーは来年4月以降に実施する計画で、まずは、企業や自治体の視察むけのコースなどを検討していくという事です。