【カメラリポート】 たかずやの里を巣立つ日
伊那市東春近にある児童養護施設たかずやの里を今年の春、一人の高校生が巣立ち新しい生活をスタートさせました。
渡部愛美さん18歳。今年の3月に高校を卒業して新社会人に。中学1年生からこれまで住んでいたのは伊那市東春近にある児童養護施設、たかずやの里でした。 3年前、高校1年生の時の愛美さんです。中学生の時に新しい居場所となったたかずやの里で5年あまりを過ごしました。
思い出を振り返ると、以前富県にあった旧施設の記憶がよみがえります。全員が集まって過ごす食堂。学校からの帰り道。昭和27年1952年に誕生したたかずやの里は、2014年の移転まで60年あまり、富県の地にありました。
たかずやの里を巣立つ日。 愛美さんは「良い場所 良い環境で育つ事ができてよかった。普通の家庭と変わらない教育を受けてきたんだなと思うとすごくよかった」とたかずやの里での5年間を振り返りました。 レジを打つ愛美さん -これまでお世話になった人たちに少しずつでも恩返ししていきたい-ときょうも仕事に励みます。 カメラリポートでお伝えしたこの内容は30分番組「たかずやの里を巣立つ日」で6月いっぱい放送中です。