伊那市公共交通利用者減
伊那市内を運行する循環バスやデマンドタクシーの平成28年度の利用者数は、およそ9万4900人で、平成27年度を2700人下回りました。 12日、伊那市役所で開かれた伊那市地域公共交通会議と公共交通協議会の合同会議で報告されました。 市内を運行する循環バスとデマンドタクシーは13路線あります。 平成28年度全体の利用者数は、およそ9万4900人で前の年度を2700人下回りました。 利用者の減少について、伊那市では、「高齢者の利用減少や自家用車での送迎による小中学生の減少が影響している」と分析しています。 減少傾向にある中で、新山地区を通る新山・桜井・貝沼線の利用者は前の年度より270人増の1082人となっています。 新山地区では、地域住民でつくる路線を守り育てる会が平成27年度に発足し利用促進につなげようと地元の環境資源をいかしたバスツアーの取り組みを行っています。 新山地区の他に、3つの路線で育てる会があり、今年度も引き続き他地区でも発足支援を行うことが会議で確認されました。 今年度は、西春近地区と高遠町藤澤地区で会が発足する予定です。 また昨年度行った、無料で市内の全てのバスに乗車出来る乗り放題デーを今年度は、3日多い6日実施する計画です。