市内全域で空家調査へ
今年度中に空家等対策計画策定
伊那市は防災や景観への対策として初めて市内全域で空き家調査を実施し今年度中に空家等対策計画を策定する考えです。 これは16日開かれた伊那市議会一般質問で白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。 市では空き家が周辺の環境に悪影響を及ぼさないよう努める対策計画を今年度中に策定することにしています。 調査はその全体像を知るために行われるものでどの地区にどのくらいの空き家があるかを調べます。 これまで高遠町と長谷の両地区で移住定住に向けた調査は行われていましたが防災や景観対策としてはこれが初めてです。 市では住民から苦情のあった物件など市内全体を把握し計画に反映させたいとしています。
旧陸軍伊那飛行場の遺構 移転保存を県に要望
伊那市は県が整備を進めている環状北線のルート上にある旧陸軍伊那飛行場の遺構についてその移転、保存を県に要望していることを明らかにしました。 伊那市上の原には旧陸軍伊那飛行場の格納庫の基礎部分が残されていますがこの場所は環状北線のルートになっています。 この遺構は戦争の歴史を後世に伝える貴重な資料だとして地元住民などから保存を望む声が出ています。 市ではそれら意見を聞きながら県と協議を進め保存方法や移転経費、費用区分について今後検討していくということです。 環状北線は伊那インターチェンジから上の原の伊那バイパスまでを結ぶ路線で県が整備することになっていますが市によりますと県から完成時期については示されていないということです。