上伊那教育会 少年の塔周辺を整備
上伊那教育会は、上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした少年の霊を祭った少年の塔周辺の整備作業を17日行いました。 整備作業には、上伊那の小中学校の教員およそ60人が参加し周辺の草刈りや木の剪定をしました。 少年の塔は、戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として大陸に渡り望郷の念にふける少年の像で昭和36年に建立されました。 満蒙開拓青少年義勇軍は、満州開拓のために教育会が中心となり奨励したもので、上伊那からは約800人が海を渡り、91人が命を落としたということです。 上伊那教育会では毎年慰霊祭を行っていて、整備作業はそれを前に行われました。 慰霊祭はこれまで教育会のみで行われていましたが、より多くの人にこの歴史を知ってもらおうと、今年は一般の参加者も募ります。 慰霊祭は、8月5日に伊那公園内にある少年の塔前で行われます。