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権兵衛トンネル開通 拠点施設から観光情報を発信

07年度の着工を目指す

 権兵衛峠道路開通に対応する観光戦略と拠点施設の検討結果がまとまり、伊那市は16日、市議会全員協議会で報告した。「伊那市の出入り口にふさわしい地域情報発信交流施設」が基本コンセプト。今後、地元説明会などで意見を集約し、06年度の用地取得・設計、07年度の着工を目指す。
 内容はコンサルタントに依頼したもので、伊那市の観光分析、開通に伴う観光客の入り込み動向、滞在型観光への誘導戦略、拠点施設開設の基本方針などをまとめた。
 拠点施設は、伊那市を知ってもらうため、情報発信の拠点と休憩施設を複合した機能を持たせ、情報棟、展望広場、星空デッキ、トイレ、足湯、物産館などを設ける。大型車10台以上、普通車100台程度の駐車スペースを確保する。
 建設地は、県道与地辰野線との交差点から東側の国道北側が適当とし、敷地面積は約1万5千平方メートル。
 道路開通に伴い、観光客は187万3千人と予測される。
 観光戦略では「自然」「食」「健康」「歴史」「人」をキーワードに、広域での連携による魅力創出、体験型観光の取り組み強化、観光資源の発掘などを挙げた。
 市では「早急に組織を立ち上げ、十分に論議する時間を取りたい」とした。

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