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学級編制懇談会

学級編制懇談会

 駒ケ根市教育委員会は赤穂南小学校(白鳥彰政校長)の06年度の新5年生(現4年生)の学級編制に当たり、現行の3学級を2学級とする方針を固め、16日夜、赤穂南小学校で懇談会を開いて保護者らの理解と協力を求めた。
 懇談会には中原稲雄教育長、小林晃一教育次長、小松政文こども課長、白鳥校長が出席し、集まった保護者約70人に対しスライドなどで説明した=写真。説明された案は、06年4月からの新年度に際して現状の3学級を37人ずつの2学級とした上で、担任1人が学級を受け持つ現体制から、2学級に各1人の担任がつき、1人のTT(ティーム・ティーチング)教諭が両学級を指導する3人体制に移行する竏窒ニいうもの。3人体制の利点として▽一学級の人数が多い中学に進学する際の不適応=中1ギャップ=が緩和される▽各教諭の得意分野を生かした授業ができる▽複数の教諭によるきめ細かな指導が可能になる竏窒ネどが挙げられた。同小4年生の児童数は現在74人。
 保護者からは「2学級では担任の目が行き届くか不安。今の3学級でせっかくうまくいっているのにわざわざ変える必要があるのか疑問だ」「複数の目で子どもを見てもらえるメリットもあり、2学級でもよいのでは」など、賛否双方の立場から意見が交わされたが、大筋では示された案に合意した。市教委は「基本的な方針は決定済みだが、今後新しい体制を運用していく上で意見や要望などがあれば検討して採り入れていきたい」としている。
 市教委は今後の小学校の学級編制の基本的な方針として▽3年生までは30人規模学級▽3年生・5年生への進級時にクラス替えを実施▽高学年は40人学級とし、小人数指導やTTを実施▽6年進級時にはクラス替えをしない竏窒ネどを併せて示した。

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