元村長の故・桃沢忠実氏に叙勲を伝達
自治功労などで
中川村の曽我村長は17日、役場で昨年11月12日に急逝した、元村長の桃沢忠実氏(75)=片桐、小和田=に叙勲を伝達、遺族(女婿)の桃沢傳さん(48)=会社役員=が受け取った。
曽我村長は「立派な堂々とした村長で、村民の福祉向上、村政発展に寄与された。亡くなる直前まで、ゴルフ場跡地の件でお世話になった」と振り返った。桃沢さんは「一生懸命やってきたことが、叙勲という形で認められ、家族の励みになる」と村の配慮に感謝し「義父は村の発展や、建設業の振興に深い思い入れがあり、最後まで県の入札制度を憂いていた」と話していた。
故・桃沢氏は93年5月から2期8年村長を務め、その間、中川村文化センターやサンアリーナなど文化施設の整備、公共下水道事業の推進、ふれあい観光施設の望岳荘、体験館の完成など村民の生活向上、村の発展に尽力した。中川村観光協会会長や観光開発社長も兼任し、観光による地域振興にも功績があった。