中川村3者共催講演会
「笑いのある家庭」
中川村社会福祉協議会・公民館・小中PTA連絡協議会共催の講演会が14日、中川文化センターであった。約120人の聴衆は、伊藤外科(辰野町)の伊藤隆一院長の講演「笑いのある家庭」に耳を傾け、落語「やぶ入り」で初笑いした。
伊藤院長は「子供のころから、食事は大家族でわいわい、言いながらにぎやかに食べた。子供は1日の出来事を、親も色々な話しをしてくれた。今はテレビを見ながらの食事が多く、家族の会話が少なくなった。食事時間に面白い番組を流さないように」とテレビ局に注文した。
また、食生活の変化に触れ「日本は本来、草食民族だったが、戦後、アメリカの政策で、ハンバークや牛肉を食べる習慣が生まれ、牛肉の消費量が5倍、10倍に増え、狂牛病も出てきた」と警鐘を鳴らし、ゲーム上のバーチャルの世界にはまる若者、電車の中でメールに夢中の女子高校生などを挙げ「社会も学校も家庭も全部悪い」と総括「責任をほかに転嫁するのではなく、自らを省み、会話のある家庭、笑いのある楽しい家庭を築いて」と呼び掛けた。
この後、紋つき羽織に着替え、噺家、直志亭かんたに早替わり、落語「やぶ入り」を披露、会場の笑いを誘った。