南ア北部地区遭対協西村さん 警察部外功労者表彰
52年間隊員として務めた功績が認められる
半世紀以上に渡り南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の隊員として活動した伊那市長谷の西村和美さんは、警察庁長官が贈る最高位の表彰「警察部外功労者表彰」を受賞しました。 13日は、西村さんが伊那警察署を訪れ、熊谷猛彦署長に受賞を報告しました。 西村さんは、昭和39年19歳の時に南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会に入隊しました。 平成5年から28年まで救助隊長を務め、52年にわたり山岳遭難の現場に立ち、また若手隊員の育成に尽力しました。 警察部外功労者表彰は、犯罪の予防や人名救助などに功績があった人に贈られるものです。 西村さんは、「隊長を務めた23年間は、二次災害がおきないようにすることを念頭において活動した。登山者は、自分にあった山に登ってほしい」と話していました。 今年、功労者表彰を受賞した人は41人で、長野県では西村さんのみとなっています。