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小鳩園が母子通園施設から療育センターへ

小鳩園が母子通園施設から療育センターへ

 心身の発達に援助を必要とする就学前の幼児対象の伊那市の母子通園訓練施設「小鳩園」は4月から、「療育センター・小鳩園」に転換する。専門スタッフの配置などを充実して療育支援を強化。現在の「母子通園」を基本に、母親から離れても通園することのできる幼児には、単独通園を導入し、母親の負担軽減にもつなげる。現在は就学前幼児へのケアが主体だが、就学後まで視野に入れた系統的な支援体制の構築も検討している。
 発達に何らかの援助を必要とする子どもたちが、遊び、生活を通じて機能訓練・感覚訓練をする同園は、開設した1975年から母と子が共に通う母子通園を導入している。子育てに悩む母親も、園で自分の子どもと一緒に過ごすことを通して、親子関係の基礎づくりをすることができる。
 現在は、臨床心理士、言語聴覚士、理学療法士などの専門家と保育士が協力し、約20組の通園母子をサポートしている。また、定期的な保育所での巡回相談・個別指導などをして、同園から保育所へ就園した幼児などへの療育ケアも充実させてきたが、療育センター化して、一層の充実を図る。単独通園は06年度中に導入する予定。

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