『土用の丑』 飲食店は大忙し
土用の丑の25日、ウナギを食べて暑い夏を乗り切ろうと飲食店には多くの注文が入り、従業員は慌ただしい一日となりました。 伊那市西町の割烹食堂てるでは、脂の乗った愛知県産のウナギ、およそ40キロを仕入れて土用の丑を迎えていました。 串に刺したウナギを、まずは何もつけずに「白焼き」します。次に蒸し器に入れて、ふっくらとした食感にします。最後に、タレ付けと焼きを繰り返す「本焼き」でこんがりと仕上げます。 割烹食堂てるでは、土用の丑を重箱にぎっしり入った大きなウナギで楽しんでもらおうと、1人前に1匹まるごと使用しています。 この日は、予約注文のあった人向けにうな重の弁当を作る作業が行われ、室温が40度近くまで上がった焼き場では、店主の藤原光明さんが作業に追われていました。 藤原さんは「年に1度こういう忙しい時期がないと張り合いがない。夏バテ予防に食べてもらいたい」と話していました。 日をずらしてうな重を注文する人もいるということで、てるでは今週末頃までは忙しい日が続きそうだということです。