バスで観光地を結ぶ 伊那谷風土記街道周遊バス運行開始
市町村を越えて、上伊那地域の観光地をバスで結ぶ「伊那谷風土記街道(ふどきかいどう)周遊バス」の運行が、1日から1か月間の日程で始まりました。 この日は、周遊バスの発着所となるJR伊那市駅で出発式が行われ、関係者がテープカットで運行開始を祝いました。 運行を記念して、最初の乗客には観光施設からプレゼントが贈られました。 松本市から訪れた親子は「地域の観光地を巡ることができるバスが走ると聞き乗ってみたいと思った。天気も持ちそうなので楽しみです」と話していました。 伊那谷風土記街道周遊バスは、日帰り客が多い上伊那地域の観光施設を結ぶことで、少しでも長く滞在してもらおうと上伊那地域振興局が初めて企画したものです。 広域農道を軸に、南箕輪村の大芝高原、伊那市のみはらしファームとかんてんぱぱガーデン、駒ヶ根市の駒ヶ根高原の4つの観光拠点をまわります。 振興局では、地元の人たちにも乗ってもらい、地域の魅力を再発見する機会にしてもらいたいと話します。 堀田文雄局長は「観光地を結ぶことで少しでも長く滞在してもらうことができる環境が整えばうれしい。地元の人たち、特に小学生に活用してもらい、改めて地域の魅力を発見してもらいたい」と話していました。 「伊那谷風土記街道周遊バス」は、27日(日)まで毎日、午前は9時30分に伊那市駅発、午後は0時40分に伊那市駅発の2便が運行します。 料金は、1回の利用につき大人200円、小中学生100円、未就学児は無料となっています。