南箕輪村輪の会がリンゴの調理実習
農業フォーラムでリンゴ料理紹介
農業や食に関心を持つ南箕輪村内の女性でつくる「南箕輪村輪の会」は、第20回南箕輪村農業フォーラム(27日、村民センター)で、リンゴの消費拡大のためリンゴ料理を紹介する。17日、会員ら10人が村公民館で調理実習をし、フォーラム参加者に試食してもらうリンゴ料理を決めた。
フォーラムでは、地産地消事業の一環として村内で生産量の多い「リンゴ(ふじ)」の消費拡大コーナーを設け、リンゴジュースの試飲やリンゴをプレゼントする。リンゴ料理も紹介しようと、主催の営農センターが「輪の会」に協力を依頼した。
「輪の会」は、家庭や地域の伝統料理のレシピ集作りを主な活動とし、信州大学農学部の学生とも交流している。今回のフォーラム参加のような対外的な活動は初。
調理実習には会員、上伊那農業高校教員、信大農学部の学生らが参加。リンゴ40個を使い、リンゴ農家に教わったり、ホームページなどで調べたレシピで「リンゴの天ぷら」「リンゴおこわ」など9品を作った。
「リンゴは甘いのでおかずのような使い方ができるという意識がなかったが、違和感なく食べられる」「いろいろなメニューができることがわかった」と会員も新たな発見があり、試食の結果、食べやすさや珍しさなどから、試食用に「りんごの簡単パイ」「りんごじるこ」の2品を選んだ。
当日は約100人分用意する。「ちょっと変わった卵焼き」「りんごが入った人参ゼリー」も展示紹介する。