セミの抜け殻を集めて地球温暖化を考える講座
伊那市の鳩吹公園で親子が参加
生息しているセミの種類から地球温暖化による環境の変化を調べる講座が、伊那市内で2日に開かれ親子がセミの抜け殻を集めて観察しました。 2組9人の親子が参加し、鳩吹公園でセミの抜け殻を集めました。 講座は、自然環境や健康に関する調査研究を行っている長野県環境保全研究所が県内6会場で毎年開いているものです。 子ども達は抜け殻を見つけると、触覚などを壊さないように丁寧に採取していました。 抜け殻の他に産卵途中のヒグラシも観察できました。枝についている白い点が卵です。ヒグラシは県内の広い範囲に生息し比較的涼しい気候を好む種類だという事です。 この日の調査で167個を採取しヒグラシが一番多く97個みつかりました。この事から標高950メートルの鳩吹公園は比較的涼しい環境であるとの結果を導きました。