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第5回千両千両井月さんまつり 9月2日3日に開催

顕彰会が記者会見

第5回千両千両井月さんまつり 9月2日3日に開催

 漂泊の俳人井上井月の足跡をたどる「第5回千両千両井月さんまつり」が、9月2日と3日に開かれます。  28日は、井上井月顕彰会のメンバーが、祭りの概要を説明しました。  2日午後1時30分から行われるメインイベントのシンポジウムでは、「井月さんと高遠藩の幕末維新」をテーマに、信州大学名誉教授の笹本正治さんと、顕彰会の北村皆雄会長、顕彰会顧問の宮下宣裕さんが話をします。  他に、箕輪町の古田人形芝居保存会が午後6時30分からニシザワいなっせホールで2つの演目を披露します。  3日には、恒例の俳句大会の他講演会が予定されています。  顕彰会では、「伊那地域の政治の中心だった高遠に光をあてることで、井月の生きた時代を探っていきたい」と話していました。

井月さんの部屋

第5回千両千両井月さんまつり 9月2日3日に開催

井月さんまつりを前に、伊那市のいなっせで井上井月にちなんだ書と染物の展示会が開かれています。 井月さんの部屋と題して26日から始まった展示会では、 伊那市の池上信子さんの書と宮田村の細田伊佐夫さんの染物を中心におよそ100点が並べられています。 書は、伊那市の書道家池上信子さんが井月の句を現代風に表現しています。 読んで解りやすい句を100枚書いたものや、美篶小学校の音楽教諭が作詞・作曲した「井月さんの歌」の歌詞を書いた作品などが並んでいます。 染物は、宮田村で染物工房を構える細田伊佐夫さんが手掛けました。 文字を型紙にとって染める「言の葉染」というオリジナルの技法を使っています。 井月が書いた句そのままの形を染物特有の味わいと共に見ることが出来る点が特徴だということです。 展示会は来月3日まで、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。

井月の句心を書で描く

第5回千両千両井月さんまつり 9月2日3日に開催

また、伊那市山寺のきたっせでは、書家の向山竹脩さんによる「井月の句心を書で描く」と題した展示会が開かれています。 会場には、向山さんの作品29点が展示されています。 向山さんは井月が残した句の中から心に響いたものを選んで書いています。 句をよく読み井月に思いをはせ、その意味を表すように書いているということです。 「井月の句心を書で描く」は、来月10日まで伊那市のきたっせで開かれています。

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