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高密度播種育苗で育てた水稲の現地検討会

高密度播種育苗で育てた水稲の現地検討会

水稲を労力を抑え低コストに生産するため、苗箱に通常より多くの籾をまいて栽培する方法「高密度播種育苗」で育てた水稲の現地検討会が5日、伊那市東春近で行われました。 現地検討会には、農家などおよそ40人が参加しました。 これは、平成30年の米政策の転換を前に、コストを削減した水稲の技術を取り入れようと、上伊那改良普及センターが行っているものです。 高密度播種育苗は、苗箱に通常より多くの籾もまいて育てる方法で、苗箱が少なく済むなど労力の軽減に繋がるということです。 試験圃場では、1枚を高密度播種育苗の田んぼに、もう1枚の対照区では、通常の苗を使用し比較できるようにしました。 試験区では、籾を250グラムまき18日間育苗させ、対照区では籾を130グラムまき、27日間育苗させました。 その結果、1平方メートル当たりの穂数が、試験区は345本、対照区は372本で、あまり差がないことが分かりました。 ただ、4割程度の穂が出る「出穂期」が、試験区では遅れる傾向がみられたということです。 上伊那改良普及センターでは今後、収量や品質などをみながら技術を普及していきたいとしています。

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