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オリジナル体操で転倒・骨折予防健康に

サポーター講座3月までに創作 各地区で来年度「教室」

 高遠町は介護予防事業の一環として来年度から、各地区ごとに転倒・骨折予防の体操教室を開く。オリジナル体操を作って高齢者を中心に普及させ、健康増進を図る。これに先立って、体操の創作と教室のサポーターを養成する「いきいきサポーター講座」が今月始まり、第2回の17日から、50縲・0代の町民22人が創作に取りかかった。
 講師に迎えた町出身の健康運動指導士・藍早瀬さん(59)=東京都調布市=の案を基に、参加者が意見を出し合って改良。3月中旬まで9回の講座で完成させ、老人会の役員会などで発表する。
 町健康福祉課は「高齢者が多いからこそ、取り組みやすいオリジナルの体操を考え、健康で元気に暮らしてもらいたい」とし、普及に期待を寄せている。
 オリジナル体操は音楽に合わせて、ストレッチ、柔軟、バランス、筋力など数種類を織り交ぜた約10分間の内容を2セット作り、最終的に約20分間で構成する。
 第2回講座は、いすに座って腕を伸ばしたり、上半身を左右に曲げたりしたほか、浮かせた足で「たかとお」と宙に描くなど、藍さんが提案した体操を実際に体験し、意見や動きの案を出し合った。
 藍さんによると、要介護になる原因は高齢による衰弱や、転倒・骨折が多い。30分程度の運動を週2回定期的に続けることで筋肉量が増加し、予防につながる。
 参加した小原の女性(73)は「全身を動かせてよかった。普段は特別運動もしていないから健康のために続けたい」と話していた。

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