台風18号の影響 観光施設キャンセル相次ぐ
大型で強い台風18号は、17日午前11時半頃、九州地方に上陸しました。 台風の影響で上伊那の観光施設でもキャンセルが相次ぎました。 伊那市長谷の南アルプス林道バスでは、連休中、1日あたりのべ1,000人の利用を見込んでいましたが、この台風の影響を受けてほとんど利用はありません。 3連休で、23団体、320人入っていた団体客の予約も、ほぼキャンセルとなりました。 山梨県側の南アルプス林道は、すでに通行止めとなっていますが、伊那市側では、山に入っている人もいるとして、台風の影響が大きくなければ、通常通り運行するとしています。
南箕輪村大芝高原のオートキャンプ場は予約で埋まりましたが、9割がキャンセルとなりました。 17日のキャンプ場です。人影はありません。 34あるキャンプサイトは県内外の利用客の予約で埋まっていましたが、台風の影響で1組を残してすべてキャンセルとなりました。
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームぶどう農園です。 16日からぶどう狩りの今シーズンの営業が始まり、3日間でおよそ300人の予約が入っていましたが、16日は20人、17日は30人のキャンセルがありました。 キャンセルの多くは県外からの観光客だということです。 17日は3連休の中日ということで、各地で山歩きや稲刈りなどのイベントが企画されていましたが中止・延期となりました。 長野地方気象台によりますと台風18号は17日の夜から18日未明にかけて長野県に最も近づく見込みで、18日未明から明け方にかけて非常に強い風が吹くところがあると予想しています。 気象台は、暴風のほか、大雨による土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。