伊那市が森林資源の活用を考えるセミナー
東京農業大学の宮林茂幸教授が講演
地域の森林を活用した循環型社会の構築について考えようと、伊那市などは「森林資源活用セミナー」を7日に市役所で開きました。 去年、伊那市が包括連携協定を結んだ、東京農業大学の宮林茂幸教授が講師を務めました。 宮林さんは、森林は地域の共通財産であり社会の共通資本であるとした上で「森林を保全し活用する事で、里山の文化が再生され小さな経済が生まれるきっかけになる。その仕組みがうまく循環すれば、人が集まりここに留まろうと思う人が増えてくる」と話しました。 セミナーは、森林を活用した経済発展や雇用創出を目指す「50年の森林ビジョン」を策定した伊那市が初めて開いたもので、会場には、林業関係者や一般市民など約100人が集まりました。