ドローンで鹿検知コンペティション
悪天候のなか技術力示す
山の中に複数置かれた鹿のはく製をドローンを使って探し出す 鹿検知コンペティションが20日、伊那市長谷の鹿嶺高原で行われました。 途中から濃い霧と雨のためコンペティションは不成立となりましたが悪条件の中でもドローンを飛ばすチームもありその技術力を示していました。 鹿検知はドローンの活用を柱とした新産業技術のまちを目指す伊那市が行っているドローンフェス・イン・イナバレーのイベントの一つとして開催されたものです。 野生動物による農林業の被害対策としてドローンを活用し実用化につなげようと企画されました。 鹿のはく製を探す早さや数、位置情報の正確さを競うもので全国の企業や大学など14チームが参加しました。 鹿嶺高原に指定されたエリア縦200メートル、横700メートルの中に鹿のはく製が複数置かれていて検知の時間は10分間です。 鹿のはく製には体温に近いものとするためカイロが取り付けられました。 ドローンには赤外線カメラで熱を検知するものや鹿の形を認識するものなどそれぞれのシステムが搭載されています。 鹿嶺高原は途中から雨が降り濃い霧に覆われたためコンペティションは不成立となりましたが希望するチームがドローンを飛ばしていました。 悪条件の中でもドローンを飛ばし鹿検知を行ったチームもありその技術力の高さを示していました。 検知の結果は21日に発表される予定です。