信州の名工 長野オリンパス 平澤和彦さん
卓越した技能をもち、県内産業の発展に功績のあった人を知事が表彰する「信州の名工」に、長野オリンパス株式会社の平澤和彦さんが選ばれました。 平澤さん「信じられなくて正直びっくりしています。今でも本当に私でいいのかという気分でいます。」 伊那市荒井在住で、長野オリンパス株式会社に勤める、平澤和彦さん51歳。 平澤さんは、昭和60年に箕輪工業高校を卒業後、オリンパスに入社しました。
入社以来32年に渡り、顕微鏡などの光学計測器組立工として働いてきました。 電子機器や自動車部品の品質検査、研究開発などに使われる、レーザーで3D測定できる最新の顕微鏡の組み立てには、中心となって携わりました。 若い頃から、技術力の高い先輩たちの姿を見ながら努力を重ねてきたということです。 平澤さん「私の先輩は製品の組み立て業務が主だったわけですけど、それをどこまで理解して作業できるか、裏の裏までどういう技術が使われているかとかどういう風に組み立てたらいいだとかっていうのを常に追求しながら作業してきたつもりでいます。そういった知識を与えてもらえた。」
建物内にある、技能道場です。 ここで平澤さんは、副道場長として、若手の人材育成や異動してきた人の技術指導に力を入れています。 平澤さん「どれだけ早く若い人たちを技能者に育てていくか1つの課題になっている。私がどう取り組んでいかなければいけないかをしっかりと見定めながら進めていきたい。」