今季初の氷点下 東春近では寒天づくり始まる
伊那地域では31日の朝、最低気温が-0.2度まで下がり、今シーズン初めて氷点下を記録しました。 車の窓には霜が降り、畑には霜柱が見られました。 31日の伊那地域の最低気温は、午前6時20分に-0.2度を記録し、今シーズン初めて氷点下になりました。 長野地方気象台によると、日本上空に入り込んだ寒気の影響で、11月下旬並みの寒さとなりました。
寒暖の差利用して寒天づくり
伊那市東春近の小笠原商店では、寒暖の差を利用した寒天づくりが始まりました。 夜凍らせて日中溶かすという作業を1~2週間繰り返して作られる糸寒天は、冷え込みの厳しくなる11月下旬から本格的なシーズンを迎えます。 ここのところ朝晩冷え込みが強くなってきたことや晴れの日が多くなったことから天日干しを始めました。 小笠原義雄専務は「みなさんが感じた通り、きょうの朝は寒かった。いよいよ伊那谷にも冬が訪れるな、という気持ちです」と話していました。 小笠原商店の寒天は、老舗和菓子店に卸されるほか、工場で直接買うこともできるということです。 長野地方気象台によりますと、31日が寒さのピークで、しばらくの間は朝晩の冷え込みも弱まると予想しています。