箕輪町松島 火伏せの神に防火や地域の安全祈願
秋葉三尺坊・深澤鎮火社 例大祭で神事と祈祷
火伏せの神、深澤鎮火大神と秋葉三尺坊が祀られている箕輪町松島の深澤公園内に地域住民が集まり、火災予防や家内安全などを願う神事と祈祷が行われました。 深澤公園内にある深澤鎮火社には火伏せの神、深澤鎮火大神が祀られています。 この日は松島区の地域住民や消防団など100人が参列し火災予防や地域の安全を祈りました。 神事が終わると、同じく深澤公園内にあるお堂に移動し、秋葉三尺坊の前で大般若転読祈祷が行われました。 松島区では、大正5年に大火が起きました。消失した建物は史料にもよりますが100棟とも500棟とも言われています。 修行により火伏せの術を身につけた僧侶、秋葉三尺坊の像を神輿に乗せて松島の商店街を練り歩いたことに罰があたり大火が起きたとの言い伝えが残っていて、以降毎年11月に防火を祈る例大祭を行っています。 松島区長で、秋葉三尺坊・深澤鎮火社奉賛会の金澤芳雄会長は「伝統ある行事を後世に引き継ぎ、区民の安全安心を願っていきたい」と話していました。