アルストロメリア出荷作業
上伊那が日本一の生産量を誇る花、アルストロメリアの出荷作業が、年末の需要期に向け本格化しています。 伊那市東春近の花卉農家、酒井弘道さんのハウスでは、連日出荷作業に追われています。 アルストロメリアは南米原産で、上伊那では夏場が涼しく、冬場の晴天の日が多いことから1年間を通して栽培が行われています。 酒井さんは10棟のハウスで13品種およそ70万本を栽培しています。 花が長く楽しめるよう咲き始めのものを選んで収穫しています。 JA上伊那管内では、54軒の農家が、東京や名古屋、大阪の主要都市を中心に年間1300万本を出荷していて、日本一の生産量をほこります。 切りとったアルストロメリアは、自宅横にある作業場で出荷の準備が行われます。 上伊那ブランドの品質を守るため、出荷用の箱にも工夫がされています。 日持ちがするよう、栄養剤などを入れた液体につけて出荷しています。 JA上伊那によりますと、これから年末までにおよそ140万本を出荷するということです。