信州の伝統野菜「羽広菜かぶ」 漬け込み作業はじまる
「信州の伝統野菜」に認定されている伊那市西箕輪の「羽広菜のかぶ漬け」の漬け込み作業が14日から、みはらしファームで始まりました。 この日は、羽広菜生産加工組合の会員などおよそ10人が作業にあたり、前日に収穫した羽広菜かぶ、およそ200キロを加工しました。 最初に、収穫したままのかぶを、洗って土を落とします。 洗い終わったものは、傷んだ部分を落として、漬けるのにちょうどいいサイズに切っていきます。 羽広菜は、羽広地区に伝わる伝統野菜です。 この地域でしか生産できないと言われていて、一般的なかぶに比べ、噛みごたえがあるのが特徴で、信州の伝統野菜にも認定されています。 切り終わったかぶは、味噌・酒粕・砂糖・塩を混ぜ合わせた調味料に漬け込みます。 1桶30キロのかぶは、1か月ほど漬け込むと水分が抜けて20キロほどになるということです。 西村照幸組合長は「ずっと伝統を守って同じ作り方でやってきている。伝統の野菜と伝統の味を守っていきたい」と話していました。 12月上旬には店頭に並ぶ予定で、みはらしファームのほか、ニシザワ、あじーな、通販などで購入することができます。 値段は1袋350グラム入りで330円となっています。