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就労支援でしめ飾りづくり

就労支援でしめ飾りづくり

師走を前に伊那地域でも正月飾りづくりが各地で始まっています。 伊那市の生協総合ケアセンターいなでは、通所する障害者手づくりのしめ飾りづくりが進められています。 生協総合ケアセンターいなの中にある生活リハビリサポートいなでは、開所した平成26年から毎年、この時期になるとしめ飾りを通所者が作っています。 きれいなワラを選別して数十本にまとめ、ボランティアや職員が縄にしていきます。 つくられた縄から出た余分なところをハサミで切って、整えていきます。 今年は250個のしめ飾りをつくる予定で、縄は1000本必要になります。 この他、しめ飾りにつけられる装飾品も、ほとんどが手作りです。 ある男性は「買ってくれる人の幸せを考えながらつくっている。とてもやりがいを感じる」と話していました。 生活リハビリサポートいなは、トレーニングをしながら達成感を感じ、就職や自立につなげてもらおうと活動しています。 通所者の多くは脳卒中などの後遺症で身体がうまく動かせないなどの症状を持った人です。 中村賢二所長は「少しずつ廃れていく地域の文化や伝統工芸など、そういったものを作業に取り入れて、この施設で残していけるようなそんな社会貢献をしていきたい。みなさんにもそれを感じながら作業をしてもらえたらうれしい」と話していました。 しめ飾りはひとつ1,250円で、上伊那医療生協の広報誌11月号についている注文用紙で予約できるほか、飯島町の道の駅田切の里でも購入できるということです。 作業は12月中旬まで続くということです。

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