上伊那広域消防本部 大規模な交通事故を想定し訓練
関係機関と連携し集団災害時に備える
上伊那広域消防本部は、多数のけが人が発生する大規模な交通事故を想定した訓練を、駒ヶ根市で29日に行いました。 訓練は、一般道路で観光バスが横転し多数の負傷者が出たとの想定で行われました。 負傷者は一か所に集められ、救急隊がけがの重症度を判定するトリアージを行いました。 事故発生から約15分後、松本市からドクターヘリで医師と看護師が駆けつけました。 訓練は上伊那広域消防本部の6つの消防署が合同で毎年実施していて、シナリオや想定を事前に知らせない「ブラインド訓練」と呼ばれる形式で行われています。 この日は消防や警察、医療機関から80人が参加しました。 広域消防本部では、関係機関と連携し組織的に効率よく負傷者を搬送する手順を確認し、万が一に備えたいと話していました。