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買い物支援地域づくり考える

買い物支援地域づくり考える

 高齢者を中心とする買い物弱者の支援について考えるネットワークの今年度の会合が昨夜、伊那市役所で開かれました。  29日夜は、市内全域から、区長や民生委員、地域社協の関係者など90人ほどが参加しました。  会合では3つの分科会に分かれて話し合いが行われました。 買い物ニーズについて検討した分科会では、自分で品物を見て買い物を楽しみたいお年寄りが多いとの声が上がっていました。  また、民間事業者が参加してノウハウを学ぶ分科会では、早期退職し来月から長谷地域を中心に移動スーパーを始める中山(なかやま)勝司(かつし)さんが話題を提供しました。  事業を始めるにあたり、長谷地域の600戸を回り、うち100戸が登録を希望したということです。  中山さんは、「長谷地域は家と家が離れていて移動距離が長い。できれば高遠町の困っている地域も回りたかったが需要が多くて対応しきれない」と話していました。  コーディネーターを務めた流通経済研究所の折笠 俊輔さんは「高遠長谷は移動販売を求め、竜西地区は、買い物には行けるが荷物が重くて自宅まで運べないという声がある。地域ごとニーズが異なるので、様々な支援を展開できるとよい。」と話していました。  買い物支援地域づくりネットワークは、伊那市社会福祉協議会が呼びかけ、関係者が連携し、具体的な方法論を考えニーズを整理しようと、平成27年度に発足しました。  当初は、課題を抱える地域の関係者が集まり開かれていましたが、今回は、市内全域から参加者を募りました。

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