美篶小児童が篶竹細工学ぶ
上川手竹細工クラブが指導
伊那市の美篶小学校の児童が1日地元に伝わる竹細工の技術を学びました。 これは美篶小学校開校116周年記念事業として行われたものです。 美篶地区に伝わる県指定の伝統工芸、篶竹細工の技術を継承している上川手竹細工クラブのメンバーが講師を務めました。 篶竹細工は竹を使ってびくなどを作るもので江戸時代の農家の収入源の一つだったということです。 クラブによりますと昭和23年頃には4万個ほど作られていましたが時代とともに衰退してきたということです。 児童らは竹でびくが作られていく行程を興味深げに見ながら地域に伝わる伝統工芸に触れていました。 この事業を企画した美篶小学校資料館運営委員会では「地元のお年寄りと子どもたちの交流を通して歴史や文化を伝えていきたい。」と話していました。