満光寺 雪吊り作業
本格的な冬を前に伊那市高遠町の満光寺では境内の松を雪の重さから守る雪吊りの作業が5日行われました。 満光寺では、20年ほど前から松の雪吊りを行っています。 雪吊りは木々の枝が雪の重みで折れないように保護するもので冬の風物詩にもなっています。 5日は、朝から箕輪町の小池造園の職人4人が作業にあたっていました。 長さ10メートルほどの支柱に松を固定し、上から円すい状に縄を張り巡らせます。 満光寺の境内には高所作業車が入れないため、はしごを使って一本一本丁寧に縄を下していました。 境内には、「極楽の松」と呼ばれる、樹齢500年の黒松があり、職人たちは幹をいためないよう、慎重に作業していました。 満光寺では、「訪れた人たちに冬の風情を楽しんでもらいたい」と話していました。