東ティモール高校生が伊那を訪れる
農家民泊や企業訪問など行う
東南アジアの東ティモールから、伊那市に10人の高校生が訪れ、農家民泊や企業見学などを行いました。 6日の夕方、一行が伊那市役所に到着しました。 市役所では、入村式が行われ、伊那市や、生徒たちが宿泊する農家の紹介がありました。 科学技術振興機構の事業に採択され東ティモールの高校生を招聘したのは、東京のサレジオ工業高等専門学校です。 サレジオ高専は、学生が東ティモールで技術指導を行うなどの交流を続けています。 東京オリンピック・パラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになったことから3日から11日までの今回の研修旅行の日程に伊那市が入りました。 東ティモール大使館のヌノ参事官は、「現地の言葉で「イナ」は「母」という意味がある。皆さんに母のような気持ちで受け入れていただいていると感じ感謝している」とあいさつしました。 7日は、伊那食品工業を見学しました。 伊那食品工業では寒天の原料となる海藻を、東ティモールの隣の国・インドネシアで養殖しています。 生徒たちからは、東ティモールでも養殖できるかなどの質問が出されていました。 東ティモールの高校生は、8日に伊那を出発し、11日まで国内に滞在します。