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間伐材の搬出促進へ 作業道設置を学ぶ

間伐材の搬出促進へ 作業道設置を学ぶ

間伐材の搬出量を増やすための効率的な作業道設置についての講習会が15日、伊那市手良の信州大学の演習林で開かれました。 講習会は、上伊那地域振興局と信州大学が連携し開いたもので自治体や林業関係者などおよそ30人が参加しました。 講習会では、信州大学の斉藤仁志助教が、航空レーザー測量を基に県が開発した山の起伏を色で示す立体図について説明しました。 また、このデータを活用して、作業道のルートを自動で設計するソフトを紹介しました。 説明の後、参加者は演習林内に研究用に造られた作業道を見学しました。 斉藤助教は、「作業道をあける前には現地を見て、危険箇所を確認する事が大切です」と話していました。 作業道を長く使うためには、「路面を押し固める事や、雨水などを流すルートをこまめに設置する事が必要だ」と話していました。 上伊那地域振興局によりますと、平成27年度の上伊那地域の間伐材の搬出率はおよそ53パーセントだという事です。

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