西箕輪診療所閉所式
69年の歴史に幕
伊那市西箕輪の医療を69年間支えてきた西箕輪診療所の閉所式が28日行われ、その長い歴史に幕を下ろしました。 伊那市国保西箕輪診療所は、昭和23年に当時の西箕輪村が診療を開始し、これまでに、13人の医師が携わりました。 平成25年からは2人の医師が交代で診療にあたってきました。 JA長野厚生連が運営する新しい西箕輪診療所がこのほど完成したことを受け、伊那市営の診療所は閉所することになりました。 5年間診療に携わった石田 正夫医師は、「無事に勤めを果たすことができた。西箕輪の皆さんの健康と幸福を祈りたい」 10年間携わった鈴木 貴民医師は「尊敬する前任の医師の思いをつぶしてはならないと思いやってきた。新しい診療所ができたことはありがたくうれしい」と話していました。 白鳥孝伊那市長は、「地域の方々、医師・スタッフの皆さんに支えられて続けることができた。新しい診療所にいい意味でバトンタッチできた」と感謝していました。