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五穀豊穣願い下古田公民館に「ほんだれ様」飾る

五穀豊穣願い下古田公民館に「ほんだれ様」飾る

五穀豊穣や家内安全を願い玄関先に飾る「ほんだれ様」をつくる行事が箕輪町の下古田公民館で7日に行われました。 公民館前に地元の山から切り出した、さかきとみずぶさの木が立てられました。 ここに繭玉を飾りつけていきます。 ぬるでの木を使い、皮をむいてアワの穂に見立てたものと皮をむかずにヒエの穂に見立てたものを飾りつけます。 細く割った竹に切り餅をつけたものは稲穂を表しています。 下古田区では地域の伝統を後世に伝えようと2014年から毎年ほんだれ様を公民館前に飾っています。 茹でた米粉で繭玉を作るのは子ども達の役目です。 地域の歴史に詳しい77歳の丸山平治さんが指導し、子ども達は団子状にした米粉を指の間で転がしながら繭の形にしていきました。 丸山さんによりますと、かつては各家庭でほんだれ様を作っていて、山始めの1月8日にアワとヒエに見立てたぬるでの木を飾りつけ小正月の1月14日に繭玉を飾っていたという事です。 ほんだれ様は20日まで、下古田公民館前に飾られるという事です。

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