漆戸常会 大文字(だいもんじ)の花づくり
箕輪町北小河内の漆戸常会は、14日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」に向け、10日夜、飾りの花づくりを行いました。 この日は、去年11月に竣工した新しい漆戸集会所に、地区住民30人ほどが集まりました。 女性は、色紙を折って切り込みを入れ、花の形にします。 男性がこよりを作って色紙を3枚重ね花を作ります。 「げじげじ」と呼ばれる白い紙と一緒に、花を三つ竹に巻き付けていきます。 花は、大文字と呼ばれる柱に飾り付けられます。大文字建ては260年ほど前に天竜川が氾濫したことから、災害がなくなることを祈って始ったとされ、現在に受け継がれています。 大文字を倒した後、花は各戸が持ち帰り、1年間、無病息災の厄除けとして自宅に飾ります。 常会には現在35戸があり、すべての家に3本はいきわたるように150本を作りました。 漆戸常会の大文字建ては14日に、大文字下ろしは21日に予定しています。