上伊那の企業への内定は5割
長野県南信工科短期大学校の第一期生
この春初めて学生が卒業する南箕輪村の長野県南信工科短期大学校の卒業予定者のうち約5割が上伊那の企業から内定を受けていることが分かりました。 南信工科短大のまとめによりますと12日現在、第一期生の卒業予定者は37人でそのうち就職希望者は29人、内定者は28人で就職内定率は97%となっています。 内定者のうち南信の企業の占める割合は75%、上伊那地域は50%となっています。
公開授業で企業からものづくり学ぶ
その南信工科短大で12日学生が企業からものづくりについて学ぶ公開授業が行われました。 公開授業は商品開発のプロセスやものづくりのアイデアの出し方などについて学ぶため開かれたもので2年生34人が出席しました。 話をしたのは箕輪町の企業と町商工会でつくる箕輪町ものづくり交流プラザの高橋敏さんで共同開発した車いす用のジャッキを紹介しました。 車椅子ジャッキャーと呼ばれるこの商品は人が乗ったまま簡単に持ち上げることができます。 高橋さんは「建物に入るときに車輪を手軽に拭く方法はないか」という福祉関係者の声を聞き開発されたものだと説明していました。 学生らはこの商品の課題やさらに便利にするためにはどうすればよいかグループごとに話し合っていました。 この商品について学生からは「車イスに搭載できれば便利だ」「どんなタイプにも使えるものにすると良いのではないか」といった意見が出されていました。