寒さを利用 日本酒寒仕込み作業ピーク
12日の伊那市の最低気温はマイナス8.2度と厳しい冷え込みとなりました。 伊那市高遠町の酒蔵 仙醸では寒さを利用してつくる寒仕込みの作業がピークを迎えています。 午前6時30分蔵では酒米を蒸す蒸気がのぼり、仕込み作業が始まっていました。 この時期は寒さを利用し、低温発酵させる大吟醸や純米吟醸の仕込みが行われています。 12日は大吟醸の仕込みが行われました。 酒米が蒸しあがると、布に包み発酵させるタンクへと運んでいました。 大吟醸の仕込みは10日から始まり13日まで3回に分けて行われ、タンクで1か月ほど発酵させる予定です。 寒込みは、その土地の寒さを利用して仕込むもので、酒の香りが良く味がじっくりでるということです。 大吟醸は原酒で1500リットル作られ、品評会へ出品するほか、蔵で熟成させ出荷する予定です。 酒造りの作業は、4月上旬まで行われます。