南宮神社初祭りに合わせ山車飾り奉納
箕輪町木下の住民有志でつくる木下山車飾保存会は、去年11月から制作してきた山車飾りを13日箕輪南宮神社に奉納しました。 箕輪南宮神社の境内には、5つの山車飾りが奉納されました。 社務所前の一番大きな舞台は「桜田門外の変」です。 江戸時代の1858年、大老の井伊直弼が水戸浪士らに暗殺される場面です。 人形を10体使った力作です。 境内東側の舞台は「黒船来航」です。 1853年、アメリカのペリーが日本に開国を迫り、軍艦でやってきた場面を表現しています。 これまで戦の場面を多く制作してきましたが、今年は趣向を変え「時代の転換点」をテーマに場面を選んだということです。 木下の小学5,6年生でつくるスマイル山車くらぶは、「桃太郎」を制作しました。 桃太郎、犬、猿、雉が舟に乗って鬼ヶ島へ向かう場面です。 このほか、「源氏物語」をテーマにした舞台や、戌年にちなんだ「犬のおまわりさん」も飾られています。 山車飾りの奉納は南宮神社の初祭りに合わせ明治28年頃から始まったとされていて、町の無形民俗文化財に指定されています。 13日は宵祭り、14日が本祭りで、山車飾りは、14日午後3時まで見ることができます。