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北小河内漆戸と大出上組 大文字建て

箕輪町北小河内漆戸常会

北小河内漆戸と大出上組 大文字建て
箕輪町大出上組

箕輪町北小河内の漆戸常会で無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが14日に行われました。 午前8時、集落の中心部にある四つ辻に住民およそ30人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ15メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付けます。 その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや御幣、松の枝などを結びつけていきます。 飾りの取り付け作業が終わると、掛け声と共に柱が建てられました。 大文字は21日に下ろされ、飾りは各家庭で持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。

また、箕輪町大出上村の「大文字」も14日に建られました。 大文字建てを前に大出コミュニティセンターで神事が行われ、上村地区の安泰を祈願しました。 神事の後、道祖神のある辻に移動し大文字建てです。 竹と松に小豆や米ぬかなどが入った巾着が取り付けられました。 集まった30人ほどが綱を引き、大文字が建てられました。 上村では江戸時代に大火や疫病が発生したことから大文字を始めたということです。 現在65戸あり毎年5戸が当番を務め伝統行事を守っています。 大出上村の大文字は、20日に下される予定です。

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