伊那市と新宿区 地球環境保全のための協定 更新
平成31年度からは長谷地区の3か所を整備
地球環境保全のための協定を結んでいる伊那市と東京都新宿区は、2回目の更新となる連携に関する協定を、22日に締結しました。 今後は新たに長谷地区の3か所の森林を、新宿区が整備します。 22日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と吉住健一区長が更新のための協定書を取り交わしました。 友好提携を結んでいる伊那市と新宿区は、平成20年2月に「地球環境保全のための連携に関する協定書」を締結しました。 更新は5年ごとで、今回で2回目です。 伊那市と新宿区は、森林整備により二酸化炭素の吸収量を増加させ排出量を相殺する「カーボンオフセット」に、自治体間として全国で初めて取り組みました。 平成21年度からこれまでに約1億6,700万円かけて鹿嶺高原とますみヶ丘平地林を間伐していて、面積は約234ヘクタール、二酸化炭素吸収量は約2,700トンの実績を残しています。 平成31年度からは、新たに長谷地区の3か所の森林を整備する計画です。 他に、ますみヶ丘平地林には新宿区の小学生が間伐や植樹などを体験する「新宿の森」が設けられていて、年間170人ほどが訪れています。 吉住区長は、「今後導入が予定されている森林環境税などを上手く活用しながら、事業を拡充していきたい」と話していました。 伊那市では、協定開始から10周年を記念して、新宿区立の22の保育園などに間伐材で作った積木を贈ることにしています。