アグリフォーラム 若手農業者らが取り組みを発表
上伊那の若手農業者や高校生が集い、農業の取り組みや意見を発表する「2018アグリフォーラム」が23日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 フォーラムでは、上伊那地域の農業者4人と上伊那農業高校の生徒が発表しました。 箕輪町で酪農を営む荻原大樹さんは、乳牛が自由に動き回れる牛舎で飼育しているため、細かい観察が難しいことから、牛の歩数で発情期を検知するシステムを導入したということです。 牛の足に機器を取り付け、発情期に歩数が増加する行動習性をもとに、時期を知らせるメールが届くというものです。 このシステムを導入したことにより、妊娠頭数が増加し、乳量も増えたということです。 荻原さんは「発情を知らせるメールが来ても発情していないこともあった。今後はしっかりと見極め計画的に数を増やしていきたい。」と話していました。 フォーラムは、上伊那の農業者などでつくる実行委員会が毎年開いているもので、会場にはおよそ70人が訪れました。