この冬一番の冷え込み
最低気温-10.6度を記録
26日朝の伊那地域の最低気温はマイナス10.6度と、この冬一番の寒さとなりました。 この寒さは強い寒気と冬型の気圧配置の影響で27日まで続くということです。 朝、JR伊那市駅前ではマフラーを首にまいたり帽子をかぶったりして職場や学校に向かう人の姿がありました。
伊那市の春富中学校では、生徒達が部活の朝練習に励んでいました。 朝練習は毎日、午前7時半から行われています。 野球部や陸上部などでは、冷え込みが厳しくなる今の時期も、グラウンドなどで体を動かしています。 ある生徒は「この時期に基礎練習をしっかり行い、大会でよい結果を残したいです」と話していました。
南箕輪村の信州大学農学部の学生食堂では辛い食べ物で体の中から温まってもらおうと唐辛子のほか激辛の醤油、唐辛子みそなどが用意されています。 暖房に頼らないで冬を過ごすウォームビズの取り組みで学生でつくる環境学生委員会が企画したものです。 ここに置かれている生姜入り冬の信州七味は信大農学部の松島憲一准教授監修のもと七味唐辛子メーカー八幡屋磯五郎と学生たちが共同開発したものです。 昼時には多くの学生が集まり好みの唐辛子などをかけていました。
伊那市の天竜川では、冬の使者ハクチョウが飛来しています。 午前7時。 5羽のハクチョウが天竜川で羽を休めエサを食べていました。 日本野鳥の会・伊那谷支部によりますとこの一帯でハクチョウが飛来するのは例年1月中旬から2月頃だということです。 今朝の伊那地域の最低気温はマイナス10.6度と、この冬一番の寒さとなりました。 また最高気温も午後3時現在マイナス0.6度で3日連続の真冬日となっています。 長野地方気象台によりますとこの寒さは上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、27日まで続くという事です。 28日からは寒気も抜け、次第に寒さは緩んでくるという事です。