伊那市空家等対策計画案 市が示す
3月中の策定目指す
伊那市は、人口減少などにより増加傾向にある空き家の活用と生活環境を確保するための「伊那市空家等対策計画案」を、29日市議会に示しました。 今後は、市民から広く意見を聞き3月中にまとめる方針です。 伊那市議会全員協議会が、29日市役所で開かれ、市が計画案について説明しました。 計画案では、立ち入り調査などにより倒壊の恐れがある建物を市長が特定空家として認定すします。 認定された建物のうち適切な管理が必要と判断されたものは、勧告・命令を行い、それでも改善されない場合は行政代執行するものです。 所有者が分からないものに関しては、略式代執行を行います。 空き家の基準となるモデルが必要なのではという議員の意見に対し、市は「ガイドラインを設けたい」と話していました。 今後は、市民から意見を聞き3月中にまとめるとしています。
旧中村家住宅 公募で指定管理者を選定
また、国の地方創生拠点整備交付金を活用して整備を進めている高遠町の旧中村家住宅について、公募により指定管理者を選定し運営していく方針が示されました。 旧中村家住宅は、江戸時代中期の特徴を示す建築物で、地域活性化の拠点施設として今年3月の完成を目途に整備を進めています。