山ぶどうワイン3年連続で県の原産地呼称認定
宮田村の特産品山ぶどうワインの2005年産2銘柄が、品質が高い県内産の製品であることを証明する県の「原産地呼称管理制度」に認定された。25日に東京都内で開かれた審査会で決まった。
著名なソムリエらが官能審査した結果、昨年末に発売したヌーボータイプの「紫輝」、若干熟成期間を置き2月中旬発売予定の「駒ケ原」がそれぞれ3年連続で認定となった。
同村内では14戸の農家が山ぶどうを栽培。ヤマソービニオンという他では大量生産していない独自品種で、村内の本坊酒造信州工場で醸造している。
同工場長の藤野公宏さんは「ぶどうの素材を活かしてワインにする段階はある程度到達できた。今後は話題性も高め、多くの人に楽しんで頂ける味わい豊かなワインにするのが目標」と話した。
関係者の話しによると、審査会では「紫輝」「駒ケ原」ともに高い評価で認定が決まったという。
05年産の「紫輝」は昨年末の解禁以降、出荷、売れ行きともに好調。同工場の在庫もほぼ底をついている。