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竹澤長衛の鉄砲 ふるさと長谷にもどる

竹澤長衛の鉄砲 ふるさと長谷にもどる

南アルプスの開拓者・竹澤長衛が愛用していた鉄砲「村田銃」が、およそ60年ぶりにふるさとの伊那市長谷に戻ってきました。 長衛が狩猟の時に使っていた「村田銃」です。 村田銃は明治13年に村田経芳が設計し、日本陸軍で採用された小銃です。 2011年、北沢峠の山梨県側にある長衛小屋の建て替えの時に床下から発見され、山梨県の警察署に届けられました。 伊那市では翌年の2012年から、山梨県の公安委員会などへ伊那市が所有する事を要望し、去年12月にようやくふるさと長谷に戻ってきました。 2日は、この鉄砲を保管する長谷公民館で報告会が開かれ、市や山岳関係者などおよそ10人が出席しました。 会では、20代の時に長衛の猟に同行したことがある、矢澤章一さんが特徴などについて話をしました。 矢澤さんは、「山でも動きやすく、弾を込めやすいよう銃身を30センチ短くしていた。」「銃の先端の狙いを定める部分は、光が反射しないようキズを入れていた」と話していました。 また、クマ打ちの名手で「熊長さ(くまちょうさ)とも呼ばていた」という事です。 また2日は長衛の息子の星野五六さんも会場を訪れ、久々に父親が使っていた鉄砲と再会しました。 長衛が愛用した鉄砲は2日から長谷公民館で展示されています。

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