上農生産環境科 卒業前に成果を弁当で
南箕輪村の上伊那農業高校生産環境科の3年生は、卒業を前に学習の成果として、自分たちがそだてた米が入った弁当を8日、たのしみました。 弁当には3年生が今年育てた米「風の村米だより」が使われています。 素材の味をしっかりと味わえるようにと雑穀ごはんになっています。 ダイコンやニンジン、ネギなども、生徒たちが栽培したものです。 生産環境科の3年生は、米の生産から流通について学んできました。 8日も、生徒の保護者で、辰野町で瀬戸ライスファームを営む瀬戸真由美さんから話を聞きました。 稲作を行う瀬戸ライスファームでは、個人を対象に、米や餅などの販売を行っています。 付加価値を付けた米や米粉を使った料理方法の提案など、独自の販売を行っています。 生徒たちは、瀬戸さんのほかにも、地域の農家の生産から流通まで、米について学習を深めてきました。 今回は、その後、流通した米が飲食店に届き提供されるところまで学ぼうと、伊那市内の飲食店に協力してもらい弁当にしてもらいました。 3年生は現在、卒業を前に自宅研修の時期に入っていて、今日が、最後の授業です。 担任の岩崎 史(ふみ)教諭は、「地域で活躍している素晴らしい方々の背中を見て、自分たちの未来に役立ててほしい」と話していました。 上農高校の卒業式は、3月3日(土)となっています。