伊那市長谷で自動運転の実証実験始まる
国土交通省が、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転サービスの実証実験が、10日から始まりました。 実験は6日間行われ、5キロの区間を実験車両が運行します。 10日は実験開始式が行われ、関係者を乗せたバスが道の駅南アルプスむら長谷を出発しました。 席に運転手は座っていますが、ハンドル操作や速度調節は自動で制御されます。 10日は美和診療所までの600mの区間を運行しました。 バスはGPSと道路に埋められた磁気マーカーから位置情報を読み取り運行します。 道路に埋められた磁気マーカーです。 実証実験は、高齢化が進む中山間地域のものや人の流れを支援しようと国土交通省が全国13か所で行っていて、中部地方では伊那市のみです。 実験は南アルプスむら長谷から長谷総合支所までの往復およそ5キロの区間で行われます。 募集によるモニターや小中学校の生徒およそ200人が期間中に乗車し、のりごこちなどのアンケートに答えます。 そのほか、ドローンポートの活用を想定した書類の受け渡しなどを行う予定です。 実験は16日までの予定です。 13日には運転席に運転手がいない状態での走行が行われます。 モニターの乗車は11日と12日に行われます。